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コラム

COLUMN

どう学ぶかを考える

輪になって覗き込む5人の子供

さまざまな変化に対応できる力を

 保育理念である「何を学ぶかよりも、どう学ぶかを考えられる子どもを育てたい」。これは「問いに対する答えではなく、その考え方や学び方を学ぶことこそ教育である」という考えに基づいています。
 ではなぜ考え方や学び方の方が大切なのでしょうか。それは社会全体が日々変化していることが関係しています。20~30年前は考えられなかったけれど、今では当たり前になっているということが沢山あります。例えば、一人1台電話を携帯することは、その一つとしてイメージしやすいのではないでしょうか。また逆に、過去には当たり前だったけれど、今ではほとんど目にすることがなくなったものもあります。ビデオテープやカセットテープ、電車の切符や公衆電話等、知らない子どもも少なくないかもしれません。
 このように、技術や価値観、考え方、社会的常識は常に変化し続けています。現在から未来についても同様で、私達が今当たり前だと思っていることが、10~20年後も同じとは限りません。その為、大人が答えを示すのではなく、子ども達が自分自身で解を見つける習慣を身につけることが、未来を生きていく上で大きな力となるのです。

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